夏競馬を代表する重賞競走の一つで新潟競馬場で行われ、サマーマイルシリーズの一環として位置付けられています。
1966年に創設され当初は芝2000メートルで行われていましたが、1989年から現在の芝1600メートルに変更されました。
このレースは、新潟競馬場の広大な直線を活かした高速決着や追い比べが魅力のマイル重賞として知られています。
関屋記念 | |
GⅢ | |
新潟競馬場 芝 1600m | |
3歳以上 (国際) | |
特指 別定 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★★ | ★★ |
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傾向・予想ポイント
1. コース特性による傾向
新潟競馬場・外回り芝1600メートル
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日本最長の直線
新潟競馬場の外回りコースは、最後の直線が約659メートルもあり、差しや追い込み馬が活躍しやすい舞台です。 -
フラットなコース
高低差がほとんどなく、坂がないため、スピード能力が問われます。高速決着が多く見られるのも特徴です。 -
直線での末脚勝負
最後の直線での加速力や瞬発力がレースの鍵を握ります。瞬発力勝負に強い馬が有利です。
2. 脚質の傾向
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差し馬が有利
長い直線を活かして、後方から末脚を繰り出す差し馬や追い込み馬が好走しやすい傾向があります。 -
先行馬の粘り込みも可能
ペースが緩くなれば、先行馬がそのまま粘り込むこともあります。ただし、先行馬は長い直線で後続に交わされるリスクも高いです。 -
逃げ馬は苦戦しがち
新潟の外回りコースでは、最後の直線でスピードを持続させるのが難しく、逃げ馬の勝率は低い傾向にあります。
3. 枠順の傾向
- 外枠有利
新潟競馬場の芝1600メートルは外回りコースを使用するため、1コーナーまでの距離が長く、外枠でもポジションを取りやすいです。外枠の方がスムーズに進めるケースが多く、内枠の馬は包まれるリスクがあります。
4. 人気の傾向
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上位人気馬が堅実
1~3番人気の馬の好走率が高く、信頼度が比較的高いレースです。 -
穴馬が絡む余地も
毎年、波乱要素がゼロではなく、特に5~8番人気の馬が三連複や三連単の配当を引き上げることがあります。
5. 配当の傾向
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比較的堅実な決着が多い
関屋記念は上位人気馬が実力を発揮するケースが多く、馬連や単勝では堅実な配当になることがしばしばです。 -
高配当になるケースもあり
穴馬が絡む場合、差し馬が追い込みを決めた時や、前走の成績が地味な馬が一変するケースが目立ちます。
6. 前走成績の傾向
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前走が中距離戦の馬も好走
1600メートル戦だけでなく、前走が1800メートルや2000メートル戦の馬が距離短縮で好走することも多いです。 -
重賞やオープン特別での実績が鍵
前走が重賞またはオープン特別で上位に入った馬が実績を発揮しやすい傾向があります。
7. 馬の特徴
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末脚が武器の馬が有利
長い直線を活かして加速できる末脚が武器の馬が中心となります。 -
高速決着に対応できる馬
時計が速くなることが多いため、速いペースでもバテない持続力と瞬発力が求められます。 -
マイル適性が高い馬
距離1600メートルに特化した適性のある馬が強さを発揮します。マイルGIや重賞での実績は大きな指標です。
8. サマーマイルシリーズとの関連
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シリーズを狙う馬の仕上がり
サマーマイルシリーズの一環であるため、このレースに照準を定めてくる馬も多く、仕上がりの良い馬が結果を出しやすいです。
7月8月の重賞レース
北九州記念【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)小倉
七夕賞【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)福島
小倉記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)小倉
函館2歳S【Ⅲ】芝1,200(2歳)函館
関屋記念【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)新潟
東海S【Ⅲ】ダ1,400(3歳以上)中京
アイビスサマーダッシュ【Ⅲ】芝1,000(3歳以上)新潟
クイーンS【Ⅲ】芝1,800(3歳以上牝)札幌
エルムS【Ⅲ】ダ1,700 (3歳以上)札幌
レパードS【Ⅲ】ダ1,800(3歳)新潟
CBC賞【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)中京
新潟ジャンプS【Ⅲ】障3,250(3歳以上)新潟
中京記念【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)中京
札幌記念【Ⅱ】芝2,000(3歳以上)札幌
新潟2歳S【Ⅲ】芝1,600(2歳)新潟
キーンランドC【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)札幌
新潟記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)新潟
中京2歳S【Ⅲ】芝1,400(2歳)中京
※2025年時点のスケジュール