菊花賞

「クラシック三冠」の最終戦にあたる重要なレースで長距離戦として知られ、スタミナと戦術が試される舞台として、日本競馬界で「最も強い馬を決める競走」という特別な位置を占めています。

1938年に「京都農商省賞典四歳呼馬」として創設され当初は4歳馬(現3歳馬)を対象にした競走で、戦時中の中断を経て1947年に「菊花賞」として現在の名称となりました。

皐月賞日本ダービーを制した馬が挑む「三冠馬の誕生」が毎年注目され過去に何頭もの名馬が菊花賞でその偉業を達成しています。特に無敗の三冠達成は競馬界の最大の話題となります。

3000mという長距離戦は馬のスタミナ、成長度、騎手の技術が総合的に試される場であり、他のレースでは見られない展開が繰り広げられることが多いです。

【開催時期】毎年10月下旬

菊花賞
GⅠ
京都競馬場 芝 3000m
3歳牡・牝
指定 馬齢
波乱度 1人気信頼度
★★★★

傾向・予想ポイント

1. コースの特徴

  • 距離: 芝3000m(右回り・外回り→内回り)

    • 京都競馬場の芝3000mは、外回りコースを1周し、最後の1周で内回りに入る特殊なレイアウト。
    • 最初の1000mはゆったりと進み、途中からペースが上がる「ロングスパート戦」になりやすい。
    • 最後の直線(約328m)は短めで、急坂(高低差3.3m)があるため、坂を克服する力が重要。
  • ペースの特徴

    • 序盤はスローペースになりやすく、中盤から徐々にペースが上がる。
    • 最後の1000mで一気に仕掛けが入り、消耗戦になることが多い。

2. 過去のデータからの傾向

(1) 人気馬の信頼度

  • 1~3番人気馬の信頼度が高い

    • 実力がそのまま結果に反映されやすいレースで、1~3番人気の馬が安定して好成績を残している。
    • 例: コントレイル(2020年1番人気1着)、エフフォーリア(2021年1番人気2着)。
  • 伏兵馬が絡むことも多い

    • スタミナや距離適性の有無が結果に影響するため、穴馬が馬券に絡むケースも見られる。
    • 例: キセキ(2017年4番人気1着)、マカヒキ(2016年3番人気2着)。

(2) 脚質

  • 先行・差し馬が有利

    • 3000mの長丁場では、早めに位置を取れる先行馬や中団から差してくる馬が有利。
    • 例: ワールドプレミア(2019年)、コントレイル(2020年)。
  • 追い込み馬の台頭は難しい

    • 最後の直線が短く、急坂があるため、後方から一気に差す追い込み脚質の馬は届かないことが多い。

(3) 枠順

  • 内枠が有利
    • 長距離戦でコーナーが多く、距離ロスを抑えられる内枠(1~4枠)が有利。
    • ただし、外枠でもスムーズに好位を取れる馬ならチャンスがある。

(4) 前走

  • 神戸新聞杯(G2)組が中心

    • 距離の近い前哨戦であり、ここでの上位馬がそのまま菊花賞でも好成績を残す傾向が強い。
    • 例: サートゥルナーリア(2019年神戸新聞杯→菊花賞3着)。
  • セントライト記念(G2)組も注目

    • 同じクラシック路線の前哨戦として、上位馬が好走するケースが多い。
    • 例: キセキ(2017年)。
  • 京都大賞典(G2)や古馬混合レースからの参戦馬も稀に好走。

(5) 上がりタイム

  • 最後の1000mで速い脚を使える馬が有利
    • ロングスパート戦に対応できるスタミナと瞬発力を持つ馬が強い。

(6) 年齢

  • 3歳馬限定戦
    • 同世代での戦いのため、経験値や春クラシックからの成長度が重要。

(7) 血統

  • スタミナ血統が有利
    • サンデーサイレンス系や欧州型血統(ディープインパクト、ハーツクライなど)が活躍。
    • 長距離適性を持つステイヤー血統の馬も注目。

3. 注目すべきポイント

(1) 距離適性

  • 3000mという特殊な条件に対応できるスタミナがカギ。特に2500m以上のレースでの実績がある馬が有利。

(2) 展開とペース

  • スローペースになる場合、先行馬や好位で脚を溜められる馬が有利。
  • ハイペースになるとスタミナ勝負となり、底力のある馬が浮上。

(3) 馬場状態

  • 良馬場: スピードと瞬発力が問われる。
  • 稍重・重馬場: スタミナや道悪適性が重要になり、パワー型の馬が有利。

4. 過去の優勝馬の特徴

  • スタミナと持久力を兼ね備えた馬

    • 長距離戦特有のタフなレースに対応できる馬が強い。
    • 例: コントレイル(2020年)、ワールドプレミア(2019年)。
  • 瞬発力も重要

    • スローからのロングスパート戦に対応できる瞬発力も求められる。
    • 例: サトノダイヤモンド(2016年)。
  • 成長力がある馬

    • 夏を越えて成長した馬が台頭することも多い。

5. 攻略のポイント

(1) 前哨戦の内容を重視

  • 神戸新聞杯やセントライト記念で上位に入った馬が中心。
  • 前走で距離延長に対応できたかを確認。

(2) 展開を読む

  • スローペースなら先行馬が有利。ハイペースならスタミナ型の差し馬が有利。

(3) 枠順と位置取り

  • 内枠の馬を優先しつつ、スムーズに流れに乗れる馬を重視。

(4) 馬場状態を考慮

  • 雨が降った場合、道悪実績のある馬やスタミナ血統の馬を重視。

6. 波乱の要素

  • 長距離戦のため、距離適性が明確でない馬が失速することが多い。
  • 夏を越えて急成長した馬や、伏兵馬が台頭する可能性がある。

過去のレース結果

年度 1着馬名 性齢 人気 脚質
2024 アーバンシック 牡3 2 先行
2023 ドゥレッツァ 牡3 4 先行
2022 アスクビクターモア 牡3 2 先行
2021 タイトルホルダー 牡3 4 逃げ
2020 コントレイル 牡3 1 先行
2019 ワールドプレミア 牡3 3 先行
2018 フィエールマン 牡3 7 差し
2017 キセキ 牡3 1 先行
2016 サトノダイヤモンド 牡3 1 差し
2015 キタサンブラック 牡3 5 差し
2014 トーホウジャッカル 牡3 3 先行

過去の配当

年度 1着人気 2着人気 単勝 馬連 3連単
2024 2 4 370円 1,180円 19,390円
2023 4 2 730円 1,980円 12,380円
2022 2 7 410円 2,030円 30,010円
2021 4 3 800円 2,420円 79,560円
2020 1 4 110円 910円 8,740円
2019 3 8 650円 4,680円 23,510円
2018 7 2 1,450円 2,380円 100,590円
2017 1 10 450円 10,660円 559,700円
2016 1 9 230円 3,510円 69,380円
2015 5 2 1,340円 3,870円 38,880円
2014 3 4 690円 2,640円 59,200円

 

 

9月10月の重賞レース

京成杯オータムH【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)中山
札幌2歳S【Ⅲ】芝1,800(2歳)札幌
紫苑S【Ⅱ】芝2,000(3歳牝)中山
セントウルS【Ⅱ】芝1,200(3歳以上)阪神
チャレンジC【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)阪神
ローズS【Ⅱ】芝1,800(3歳牝)阪神
セントライト記念【Ⅱ】芝2,200(3歳)中山
阪神ジャンプS【Ⅲ】障3,140(3歳以上)阪神
オールカマー【Ⅱ】芝2,200(3歳以上)中山
神戸新聞杯【Ⅱ】芝2,400(3歳牡・牝)阪神
シリウスS【Ⅲ】ダ2,000(3歳以上)阪神
スプリンターズS【Ⅰ】芝1,200(3歳以上)中山
毎日王冠【Ⅱ】芝1,800(3歳以上)東京
京都大賞典【Ⅱ】芝2,400(3歳以上)京都
サウジアラビアロイヤルC【Ⅲ】芝1,600(2歳)東京
アイルランドT【Ⅱ】芝1,800(3歳以上牝)東京
スワンS【Ⅱ】芝1,400(3歳以上)京都
富士S【Ⅱ】芝1,600(3歳以上)東京
東京ハイジャンプ【Ⅱ】障3,110(3歳以上)東京
秋華賞【Ⅰ】芝2,000(3歳牝)京都
アルテミスS【Ⅲ】芝1,600(2歳牝)東京
菊花賞【Ⅰ】芝3,000(3歳牡・牝)京都
※2025年時点のスケジュール

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