京都競馬場または阪神競馬場で行われるクラシック三冠シリーズの最終戦にあたる「牝馬三冠」を締めくくる重要な一戦として知られています。
それまでエリザベス女王杯は3歳牝馬限定戦として開催されていましたが、年齢制限が撤廃され4歳以上の牝馬の競走に変更。その代替として、3歳牝馬限定のG1レースとして1996年に創設されたのが秋華賞です。
「桜花賞馬」や「オークス馬」といったクラシックホースが激突するほか牝馬三冠を目指す馬だけでなく、新星の登場も注目ポイントとなり毎年感動的なレースが生まれています。
【開催時期】毎年10月中旬
秋華賞 | |
JpnⅠ | |
京都競馬場 芝 2000m | |
3歳牝 | |
指定 馬齢 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★ | ★★★ |
目次
傾向・予想ポイント
1. コースの特徴
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距離: 芝2000m(右回り・内回り)
- 京都競馬場の内回りコースを使用するため、コーナーがきつく、小回り適性が重要。
- 最後の直線は約328mと短く、加えて急坂(高低差3.3m)があるため、瞬発力だけでなくパワーや位置取りのセンスも問われます。
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ペースの特徴
- 内回りコースのためスローペースになりやすいが、外回りからの距離短縮馬や積極的な逃げ馬がいる場合はミドルペース以上になることも。
- 先行馬が有利になりやすい展開が多い。
2. 過去のデータからの傾向
(1) 人気馬の信頼度
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1~3番人気の信頼度が高い
- 過去10年で1~3番人気の馬が多く勝利しており、実力馬が順当に結果を残すことが多い。
- 例: デアリングタクト(2020年1番人気1着)、スターズオンアース(2022年1番人気2着)。
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伏兵馬が絡むことも
- 人気薄の馬が馬券圏内に絡むケースも少なくなく、特に中穴(5~8番人気)馬の好走例が目立つ。
- 例: ウインマイティー(2022年9番人気3着)、カレンブーケドール(2019年5番人気3着)。
(2) 脚質
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先行馬が有利
- 内回りコースで直線が短いため、先行して早めに抜け出す馬が有利。
- 例: デアリングタクト(2020年)、ジェンティルドンナ(2012年)。
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差し馬も展開次第で台頭
- ハイペースになれば差し・追い込み馬も台頭するが、道中のポジション取りがカギ。
- 例: アーモンドアイ(2018年)。
(3) 枠順
- 内枠(1~4枠)がやや有利
- コーナーを4回回る内回りコースでは、内枠が距離ロスを抑えられるため有利。
- 外枠でも前に行ける馬や、差し脚が確実な馬であれば不利ではない。
(4) 前走
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紫苑S(G2)組が最多出走
- 同じ牝馬限定戦かつ中距離戦の前哨戦で、紫苑Sで好走した馬がそのまま結果を残す傾向が強い。
- 例: デアリングタクト(2020年)、ファインルージュ(2021年)。
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ローズS(G2)組も中心
- かつては主流のステップレースだったが、近年は紫苑Sに参戦する馬が増えている。
- 例: ラヴズオンリーユー(2019年)。
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オークス(G1)組も注目
- オークスで実績を残した馬が直行して好走するケースもある。
- 例: アーモンドアイ(2018年)、スターズオンアース(2022年)。
(5) 上がりタイム
- 上がり3ハロン最速馬が有利
- 最後の直線で速い脚を使える馬が馬券に絡む確率が高い。
(6) 年齢
- 3歳限定戦のため全馬同じ条件での比較になるが、春の成績だけではなく、夏を越えての成長力が重要視される。
(7) 血統
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ディープインパクト産駒が好成績
- 瞬発力とスピードを兼ね備えたディープインパクト産駒が安定して好成績。
- 例: ラヴズオンリーユー、ジェンティルドンナ。
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ハーツクライ系や欧州型血統も注目
- スタミナやパワーが問われる条件では、ハーツクライや欧州型血統の馬も活躍。
3. 注目すべきポイント
(1) 距離適性
- 2000mは1600m(桜花賞)や2400m(オークス)とは異なり、スピードとスタミナのバランスが求められる。
- 特に中距離適性の高い馬が有利。
(2) 展開とペース
- スローペースになりやすいが、逃げ馬が積極的に仕掛けるとハイペースになることも。
- ペース次第で先行馬か差し馬が有利になる。
(3) 馬場状態
- 良馬場: スピードと瞬発力が問われる。
- 稍重・重馬場: パワーや道悪適性が重要となり、先行馬が有利になることが多い。
4. 過去の優勝馬の特徴
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スピードと瞬発力を兼ね備えた馬
- 例: アーモンドアイ(2018年)、デアリングタクト(2020年)。
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小回りコースに対応できる器用さ
- 京都内回りの特徴に対応できる馬が好成績。
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夏の成長力がある馬
- 春の成績だけではなく、夏を越えて成長した馬が台頭するケースが多い。
5. 攻略のポイント
(1) 前哨戦のチェック
- 紫苑S、ローズS、オークスの内容を重視。特に紫苑SやローズSで速い上がりを使った馬に注目。
(2) 展開予想
- スローペースの場合、先行馬や中団で脚を溜められる馬が有利。
- ハイペースになる場合は差し・追い込み馬が台頭する可能性が高い。
(3) 枠順と位置取り
- 内枠が有利だが、外枠でもスムーズに位置を取れる馬なら十分勝負可能。
(4) 馬場状態を考慮
- 雨が降った場合、道悪適性のある馬やパワー型の血統を重視。
6. 波乱の要素
- 秋華賞は距離適性が合わない馬が失速するケースも多く、実力馬が崩れると波乱が起きやすい。
- 特に夏を越えて成長した穴馬が台頭する可能性がある。
過去のレース結果
年度 | 優勝馬 | 性齢 | 人気 | 脚質 |
2024 | チェルヴィニア | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2023 | リバティアイランド | 牝3 | 1番人気 | 先行 |
2022 | スタニングローズ | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2021 | アカイトリノムスメ | 牝3 | 4番人気 | 先行 |
2020 | デアリングタクト | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2019 | クロノジェネシス | 牝3 | 4番人気 | 差し |
2018 | アーモンドアイ | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2017 | ディアドラ | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2016 | ヴィブロス | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2015 | ミッキークイーン | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2014 | ショウナンパンドラ | 牝3 | 3番人気 | 差し |
過去の配当
年度 | 1着人気 | 2着人気 | 単勝 | 馬連 | 3連単 |
2024 | 1 | 5 | 230円 | 2,200円 | 11,970円 |
2023 | 1 | 3 | 110円 | 560円 | 3,240円 |
2022 | 3 | 2 | 570円 | 990円 | 6,900円 |
2021 | 4 | 2 | 890円 | 2,250円 | 26,410円 |
2020 | 1 | 10 | 140円 | 2,670円 | 44,110円 |
2019 | 4 | 2 | 690円 | 2,180円 | 70,970円 |
2018 | 1 | 5 | 130円 | 880円 | 5,600円 |
2017 | 3 | 4 | 630円 | 1,510円 | 14,760円 |
2016 | 3 | 4 | 630円 | 3,550円 | 95,520円 |
2015 | 1 | 5 | 300円 | 2,790円 | 85,610円 |
2014 | 3 | 1 | 1,010円 | 630円 | 12,790円 |
9月10月の重賞レース
京成杯オータムH【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)中山
札幌2歳S【Ⅲ】芝1,800(2歳)札幌
紫苑S【Ⅱ】芝2,000(3歳牝)中山
セントウルS【Ⅱ】芝1,200(3歳以上)阪神
チャレンジC【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)阪神
ローズS【Ⅱ】芝1,800(3歳牝)阪神
セントライト記念【Ⅱ】芝2,200(3歳)中山
阪神ジャンプS【Ⅲ】障3,140(3歳以上)阪神
オールカマー【Ⅱ】芝2,200(3歳以上)中山
神戸新聞杯【Ⅱ】芝2,400(3歳牡・牝)阪神
シリウスS【Ⅲ】ダ2,000(3歳以上)阪神
スプリンターズS【Ⅰ】芝1,200(3歳以上)中山
毎日王冠【Ⅱ】芝1,800(3歳以上)東京
京都大賞典【Ⅱ】芝2,400(3歳以上)京都
サウジアラビアロイヤルC【Ⅲ】芝1,600(2歳)東京
アイルランドT【Ⅱ】芝1,800(3歳以上牝)東京
スワンS【Ⅱ】芝1,400(3歳以上)京都
富士S【Ⅱ】芝1,600(3歳以上)東京
東京ハイジャンプ【Ⅱ】障3,110(3歳以上)東京
秋華賞【Ⅰ】芝2,000(3歳牝)京都
アルテミスS【Ⅲ】芝1,600(2歳牝)東京
菊花賞【Ⅰ】芝3,000(3歳牡・牝)京都
※2025年時点のスケジュール