伝統的な競馬の重賞レースの一つで、秋の東京競馬場を彩る重要な一戦でG1レースではないものの、その格式の高さや出走馬の豪華さから「準G1」と称されることもあり、数々の名馬がこのレースを制しています。
1950年に創設され名前の由来は、毎日新聞社が協賛していることから名付けられています。当初から秋の東京競馬場で開催され、伝統的なレースとして多くの競馬ファンに親しまれています。
秋競馬の中距離路線において重要な役割を果たすレースです。このレースで好成績を収めた馬が、その後の天皇賞(秋)やジャパンカップ、さらには有馬記念といったビッグタイトルを獲得することが多いです。
毎日王冠 | |
GⅡ | |
東京競馬場 芝 1800m | |
3歳以上 (国際) | |
指定 別定 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★ | ★★ |
目次
傾向・予想ポイント
1. 人気馬の成績
毎日王冠は、上位人気馬が好走しやすいレースとして知られています。ハイレベルな出走馬が集まり、実力差が結果に反映されやすい特徴があります。
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1番人気の成績(過去10年)
- 勝率:50%
- 連対率:70%
- 複勝率:80%
1番人気馬の信頼度は非常に高く、過去10年では8頭が馬券圏内に入っています。特に、G1ホースや実績馬が1番人気になることが多く、能力差がそのまま結果に繋がるケースが目立ちます。
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2~3番人気の成績
2番人気や3番人気の馬も高い好走率を記録しており、過去10年でそれぞれ複数回の優勝馬を輩出しています。 -
穴馬の台頭は少ない
過去10年で6番人気以下の馬が勝利した例は1回のみ。3連単で高配当が出ることは少なく、比較的順当な決着が多いです。
2. 脚質の傾向
東京競馬場の芝1800mは、スタートから直線が長く、最後の直線(約525m)も長いため、差し馬が有利なコースとして知られています。
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差し・追い込み馬が有利
最後の直線で末脚を活かせる差し馬が好走するケースが多いです。スローペースでも、東京競馬場特有の長い直線で差し切る馬が多く、上がり3ハロンのタイムが速い馬が好走します。 -
先行馬も侮れない
一方で、スローペースになった場合や内枠の先行馬が楽に逃げる展開になると、先行馬がそのまま粘ることもあります。特に斤量が軽い馬やG1ホースが前に行った場合は、残りやすい傾向があります。
ポイント:
差し馬を重視するのがセオリーですが、展開次第で先行馬にも注意が必要です。出走馬の脚質バランスを考慮して予想を立てると良いでしょう。
3. 枠順の傾向
東京芝1800mは、外枠が極端に不利というわけではありませんが、内枠の方が若干有利というデータがあります。
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内枠(1~4枠)
内枠はスタート直後にロスなくポジションを取りやすく、先行馬が内枠に入ると好走しやすい傾向があります。 -
外枠(7~8枠)
外枠でも好走例はありますが、スタートから最初のコーナーまでの距離が長いため、外を回らされるロスが発生する可能性があります。差し馬や追い込み馬であればカバーしやすいものの、先行馬にはやや厳しい条件です。
4. 斤量の影響
毎日王冠は別定重量で行われるため、実績馬やG1ホースが斤量を背負いながらも好走するケースが目立ちます。
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実績馬の斤量
G1ホースや重賞実績がある馬は57kgや58kgを背負うことが多いですが、能力でそのハンデを跳ね返すことができる場合が多いです。 -
軽斤量馬の台頭
一方で、55kg以下の斤量を背負う格下馬が、展開やロスの少ない競馬で上位に食い込むケースも見られます。
ポイント:
斤量の重い馬でも、G1実績のある能力馬は信頼しやすく、逆に斤量の軽い馬で勢いのある上がり馬にも注意が必要です。
5. 前走成績の重要性
毎日王冠で好走する馬は、前走で掲示板(5着以内)に入っている馬がほとんどです。また、以下のようなレースからの参戦馬が好成績を残す傾向にあります。
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札幌記念(G2)
夏競馬のトップクラスの実力馬が集うレースで、ここからの参戦馬が好走するケースが多いです。 -
安田記念(G1)や宝塚記念(G1)
春のG1路線で活躍していた馬がそのまま秋競馬に向けた始動戦として参戦するケースがあり、能力を発揮することが多いです。 -
条件戦やオープン特別
勢いのある条件馬やオープン特別勝ち馬が斤量の恩恵を活かして好走することがあります。
ポイント:
前走のレースレベルや成績をしっかりと確認し、特に前走G1やG2で活躍した馬を重視するのがセオリーです。
6. 配当傾向
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単勝オッズ
毎日王冠は順当な決着が多いため、単勝配当はやや低めになることが多いです。特に1番人気~3番人気が馬券に絡むケースが多く、荒れる可能性は低めです。 -
三連系馬券
6~10番人気の中穴馬が馬券圏内に絡むこともあるため、軸は人気馬、ヒモに中穴馬を加える形で三連複や三連単を狙うのがおすすめです。
9月10月の重賞レース
京成杯オータムH【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)中山
札幌2歳S【Ⅲ】芝1,800(2歳)札幌
紫苑S【Ⅱ】芝2,000(3歳牝)中山
セントウルS【Ⅱ】芝1,200(3歳以上)阪神
チャレンジC【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)阪神
ローズS【Ⅱ】芝1,800(3歳牝)阪神
セントライト記念【Ⅱ】芝2,200(3歳)中山
阪神ジャンプS【Ⅲ】障3,140(3歳以上)阪神
オールカマー【Ⅱ】芝2,200(3歳以上)中山
神戸新聞杯【Ⅱ】芝2,400(3歳牡・牝)阪神
シリウスS【Ⅲ】ダ2,000(3歳以上)阪神
スプリンターズS【Ⅰ】芝1,200(3歳以上)中山
毎日王冠【Ⅱ】芝1,800(3歳以上)東京
京都大賞典【Ⅱ】芝2,400(3歳以上)京都
サウジアラビアロイヤルC【Ⅲ】芝1,600(2歳)東京
アイルランドT【Ⅱ】芝1,800(3歳以上牝)東京
スワンS【Ⅱ】芝1,400(3歳以上)京都
富士S【Ⅱ】芝1,600(3歳以上)東京
東京ハイジャンプ【Ⅱ】障3,110(3歳以上)東京
秋華賞【Ⅰ】芝2,000(3歳牝)京都
アルテミスS【Ⅲ】芝1,600(2歳牝)東京
菊花賞【Ⅰ】芝3,000(3歳牡・牝)京都
※2025年時点のスケジュール