天皇賞・春

日本競馬の伝統的なGI競走の1つで、日本国内で最も格式が高い長距離レースの1つでスタミナと持久力が求められ、「最も強い馬」を決定する舞台とされています。

1905年に帝室御賞典として創設され当時は、天皇からの下賜品を競う特別なレースとして行われていました。その後1937年に「天皇賞」と改称され、の年2回施行されるようになりました。

長距離適性のあるスタミナ型の一流馬が頂点を競う、クラシックレースに匹敵する伝統と格式を誇る競走です。帝室御賞典として1938年に創設され1947年から「天皇賞」に改称されました。

優勝馬には、「天皇賞盾」と呼ばれる由緒正しいトロフィーが授与されます。これは日本競馬界で最も栄誉ある賞品の1つです。

開催時期: 毎年4月下旬から5月上旬

天皇賞・春
GⅠ
京都競馬場 芝 3200m
4歳以上 (国際)
指定 定量
波乱度 1人気信頼度
★★ ★★★

傾向・予想ポイント

1. コースの特徴

  • 距離: 芝3200m(右回り・外回り→内回り)
    • 京都競馬場の芝3200mは、スタートしてすぐに外回りコースを周回し、最後の1周は内回りコースに切り替わる特殊なレイアウト。
    • 最後の直線(約400m)には京都競馬場特有の急坂があるため、スタミナと坂を克服する力が必要。
    • 長距離戦のため、ペースが落ち着きやすいですが、勝負どころで一気にペースが上がることが多い。

2. 過去のデータからの傾向

(1) 人気馬の信頼度

  • 1~3番人気が好成績
    過去10年で、1~3番人気の馬が複勝率70%以上を記録するなど、実力馬が順当に結果を残しやすい。
    • 例: キタサンブラック(2016年、2017年1番人気1着)、タイトルホルダー(2022年1番人気1着)。
  • ただし、稀に伏兵馬が絡むケースもあり、穴馬にも注意が必要。
    • 例: 2021年のカレンブーケドール(5番人気3着)。

(2) 脚質

  • 先行馬有利
    京都3200mは長い距離を走るため、スムーズに好位につけられる先行馬が有利。ペースがスローになりやすいため、前で運ぶ馬が有利な展開になりがち。

  • 差し馬も展開次第でチャンス
    早いペースや後半の消耗戦になれば、後方からの差し馬も台頭することがある。ただし、追い込み一辺倒は届かないケースが多い。

(3) 枠順

  • 内枠有利
    距離が長い分、コーナーを何度も回るため、内枠の方が距離ロスを抑えられる傾向がある。
    • 特に1~4枠の馬が好成績を収める。
  • 外枠は距離ロスが大きくなりやすいが、極端に不利というわけではなく、先行できる馬であれば十分にチャンスがある。

(4) 前走

  • 阪神大賞典(G2)や日経賞(G2)組が中心

    • 長距離実績を問われるため、阪神大賞典で好走した馬がそのまま好成績を残すケースが多い。
      • 例: キタサンブラック、ゴールドシップ。
    • 日経賞組も例年多く参戦し、スタミナや持久力を証明した馬が狙い目。
  • 大阪杯(G1)や海外遠征帰りの馬も注目

    • 距離適性が未知数の場合もあるが、近年は大阪杯経由の実力馬が好成績を残している。

(5) 上がりタイム

  • 上がり3ハロン最速馬が有利
    後半のロングスパート勝負になることが多く、最後の坂での瞬発力が重要。

(6) 年齢

  • 4~5歳馬が中心
    4歳馬や5歳馬が最も充実したパフォーマンスを発揮する年齢で、過去の勝ち馬もこの年齢層が中心。

    • 例: タイトルホルダー(4歳で勝利)、キタサンブラック(4歳で勝利)。
  • 高齢馬(6歳以上)は好走例が少なくなるが、近年では実力次第で馬券圏内に入ることも。

3. 注目すべきポイント

(1) ペースと展開

  • 長距離戦らしくスローペースになることが多いが、レース終盤では一気にペースが上がる消耗戦になる傾向。
  • ハイペースになるとスタミナに優れた馬が台頭。

(2) 馬場状態

  • 良馬場: スピードと持久力のバランスが重要。
  • 稍重・重馬場: パワーとスタミナが求められ、道悪適性のある馬が浮上する。

(3) 距離適性

  • 3200mという特殊な条件に対応できるかが鍵。長距離適性がある馬を選ぶことが重要。
  • 短距離や中距離で実績を残している馬でも、スタミナに不安があると失速する可能性が高い。

(4) 騎手の手腕

  • 長距離戦ではペース配分が非常に重要。京都競馬場での経験が豊富で、長距離戦に慣れている騎手が有利。

4. 過去の優勝馬の特徴

  • スタミナと先行力のある馬
    • キタサンブラックやタイトルホルダーのように、前で運びながら最後も粘り込む力がある馬が強い。
  • 持久力と瞬発力を兼ね備えた馬
    • スタミナだけでなく、最後の直線で速い脚を使える能力が必要。
  • 長距離実績

5. 攻略のポイント

(1) 前走成績を重視

  • 特に阪神大賞典や日経賞の上位馬を中心に考える。
  • 大阪杯組も近年は注目だが、距離適性には注意。

(2) 枠順と騎手の腕

  • 内枠有利を意識しつつ、ペース配分がうまい騎手を重視。

(3) 距離適性を見極める

  • 3200mという特殊条件に対応できるスタミナがあるかを見極める。
  • 長距離の実績がない馬は、過去のレース内容や血統から適性を判断。

(4) 展開を読む

  • スローになりそうな場合は先行馬、ハイペースが予想される場合は差し・追い込み馬を重視。

過去のレース結果

年度 馬名 性齢 人気 脚質
2024 テーオーロイヤル 牡6 1 差し
2023 ジャスティンパレス 牡4 2 逃げ
2022 タイトルホルダー 牡4 2 逃げ
2021 ワールドプレミア 牡5 3 差し
2020 フィエールマン 牡5 1 差し
2019 フィエールマン 牡4 1 差し
2018 レインボーライン 牡5 2 差し
2017 キタサンブラック 牡5 1 先行
2016 キタサンブラック 牡4 1 逃げ
2015 ゴールドシップ 牡6 1 差し

過去の配当

年度 1着人気 2着人気 単勝 馬連 3連単
2024 1 5 280円 1,070円 23,960円
2023 2 5 430円 4,000円 65,060円
2022 2 1 490円 520円 6970円
2021 3 1 520円 940円 11,490円
2020 1 11 200円 5,770円 55200円
2019 1 6 280円 1,780円 49,110円
2018 2 1 600円 2,510円 11,650円
2017 1 4 220円 1,430円 3,780円
2016 2 13 450円 20,160円 242,730円
2015 2 7 460円 6,060円 236,300円

 

 

5月6月の重賞レース

ダービー卿チャレンジT【Ⅲ】芝1,600(4歳以上)中山
チャーチルダウンズC【Ⅲ】芝1,600(3歳)阪神
大阪杯【Ⅰ】芝2,000(4歳以上)阪神
ニュージーランドT【Ⅱ】芝1,600(歳牡・牝)中山
阪神牝馬S【Ⅱ】芝1,600(4歳以上牝)阪神
桜花賞【Ⅰ】芝1,600(3歳牝)阪神
中山グランドジャンプ【Ⅰ】障4,260(4歳以上)中山
アンタレスS【Ⅲ】ダ1,800(4歳以上)阪神
皐月賞【Ⅰ】芝2,000(3歳牡・牝)中山
福島牝馬S【Ⅲ】芝1,800(4歳以上牝)福島
青葉賞【Ⅱ】芝2,400(3歳)東京
フローラS【Ⅱ】芝2,000(3歳牝)東京
マイラーズC【Ⅱ】芝1,600(4歳以上)京都
京王杯スプリングC【Ⅱ】芝1,400(4歳以上)東京
ユニコーンS【Ⅲ】ダ1,900(3歳)京都
天皇賞(春)【Ⅰ】芝3,200(4歳以上)京都
エプソムC【Ⅲ】芝1,800(4歳以上)東京
京都新聞杯【Ⅱ】芝2,200(3歳)京都
NHKマイルC【Ⅰ】芝1,600(3歳牡・牝)東京
京都ハイジャンプ【Ⅱ】障3,930(4歳以上)京都
新潟大賞典【Ⅲ】芝2,000(4歳以上)東京
ヴィクトリアマイル【Ⅰ】芝1,600メートル(4歳以上牝)東京
平安S【Ⅲ】ダ1,900(4歳以上)京都
オークス【Ⅰ】芝2,400(3歳牝)東京
葵S【Ⅲ】芝1,200(3歳)京都
日本ダービー【Ⅰ】芝2,400(3歳牡・牝)東京
目黒記念【Ⅱ】芝2,500(4歳以上)東京
安田記念【Ⅰ】芝1,600(3歳以上)東京
東京ジャンプS【Ⅲ】障3,110(3歳以上)東京
函館スプリントS【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)函館
宝塚記念【Ⅰ】芝2,200(3歳以上)阪神
府中牝馬S【Ⅲ】芝1,800(3歳以上牝)東京
しらさぎS【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)阪神
ラジオNIKKEI賞【Ⅲ】芝1,800(3歳)福島
函館記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)函館
※2025年時点のスケジュール

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