2歳馬限定の重賞競走で毎年11月に東京競馬場で開催され、翌年のクラシックやスプリント戦線を目指す馬たちが集う注目の一戦として知られています。
1965年に「京王盃3歳ステークス」として創設され2001年の馬齢表記変更に伴い「京王杯2歳ステークス」に名称が改められました。
創設当初は芝1200メートルで行われていましたが1984年に芝1400メートルに変更され、現在までその条件が続いています。この変更により、短距離適性だけでなくスピードとスタミナのバランスが問われるレースとなりました。
京王杯2歳S | |
GⅡ | |
東京競馬場 芝 1400m | |
2歳牡・牝 (混合) | |
指定 馬齢 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★ | ★★★ |
目次
傾向・予想ポイント
1. レース展開の傾向
スピードと末脚が鍵
- 東京競馬場の芝1400mは、直線が525メートルと長く、最後の直線での瞬発力勝負が勝敗を分けます。
- スタート後のポジション取りも重要ですが、終盤での加速力がより求められます。
ペースの特徴
- 前半は速くなることが多く、スピードを活かした先行争いが激しくなります。
- ハイペースになりやすく、差し馬や追い込み馬が展開の恩恵を受けることがあります。
差し馬が有利
- 長い直線と坂のある東京競馬場では、差し馬が活躍することが多いです。
- ただし、スローペースになった場合は、先行馬が押し切ることもあります。
2. 人気馬の傾向
上位人気馬が安定
- 京王杯2歳ステークスは、スピードと素質が求められるため、新馬戦や未勝利戦で圧勝した実力馬が結果を出しやすい傾向があります。
- 特に1番人気の信頼度が高いです。
伏兵馬の台頭もあり
- 完成度の差が出やすい2歳戦のため、人気薄の馬が上位に食い込むこともあります。
- 特に新馬戦からの距離延長や条件変更でパフォーマンスを上げる馬には注意が必要です。
3. 枠順の傾向
内枠がやや有利
- 東京競馬場の芝1400mはスタート後の直線が長いため、外枠でもポジションを取りやすいですが、内枠の馬は無駄なロスが少なく有利とされています。
外枠でも差し馬なら問題なし
- 差し馬や追い込み馬の場合、外枠からでも最後の直線で伸びてくることが可能です。
4. 距離適性
1400mの適性が重要
- 1400m戦のため、スプリンタータイプの馬だけでなく、マイル以上の距離で実績を残している馬も対応しやすい距離設定です。
1200mからの距離延長組に注意
- 距離延長でスタミナを発揮できる馬が好走するケースが見られます。ただし、1200mでしか実績のない馬はスタミナ不足で失速する可能性もあります。
1600mからの距離短縮組の強み
- 1600mで実績を持つ馬は、1400mのペースアップにも対応できるため、レース終盤で余力を残しやすいです。
5. 馬場状態の影響
良馬場ではスピード勝負
- 良馬場ではスピードが活かされ、前半から速いペースになりやすいです。そのため、瞬発力の高い馬が有利になります。
稍重・重馬場ではパワー型に注目
- 雨などで馬場が悪化すると、スピードだけでなくパワーやスタミナも重要になります。
- ダート適性が高い血統や、重馬場実績のある馬が好走する傾向があります。
6. 騎手の傾向
東京競馬場での実績が重要
- 東京競馬場は広いコース形態と長い直線を持つため、コースの特性を熟知している騎手が好成績を収める傾向にあります。
2歳馬の扱いが得意な騎手が注目
- 若い馬の特性を引き出せる騎手が起用される場合、好走する確率が高まります。
7. 血統の傾向
スピード型血統が有利
- ロードカナロア、ダイワメジャーなど、短距離やマイル戦での活躍が多い種牡馬の産駒が好成績を残す傾向があります。
持久力型血統にも注目
- 1400mという距離は、スプリンターだけでなくマイラータイプの馬にも対応可能なため、ディープインパクト産駒などの持久力型血統も期待できます。
8. 過去の勝ち馬の特徴
クラシック候補の台頭
京王杯2歳ステークスの勝ち馬には、翌年以降のマイル戦線やクラシックで活躍する馬が多くいます。
- ステルヴィオ(2017年優勝): 翌年、マイルチャンピオンシップ(G1)を制覇。
- タイセイビジョン(2019年優勝): 短距離戦で安定した成績を残す。
- グランプリボス(2010年優勝): 朝日杯フューチュリティステークス(G1)優勝後、マイル路線で活躍。
完成度の高さが求められる
- 2歳馬の重賞のため、素質よりも完成度が高い馬が好走する傾向があります。
- 特にデビュー戦や前走で圧勝した馬が信頼されます。
11月12月の重賞レース
ファンタジーS【Ⅲ】芝1,400(2歳牝)京都
天皇賞(秋)【Ⅰ】芝2,000(3歳以上)東京
京王杯2歳S【Ⅱ】芝1,400(2歳)東京
京都ジャンプS【Ⅲ】障3,170(3歳以上)京都
アルゼンチン共和国杯【Ⅱ】芝2,500(3歳以上)東京
みやこS【Ⅲ】ダ1,800(3歳以上)京都
武蔵野S【Ⅲ】ダ1,600(3歳以上)東京
デイリー杯2歳S【Ⅱ】芝1,600(2歳)京都
エリザベス女王杯【Ⅰ】芝2,200メートル(3歳以上牝)京都
福島記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)福島
マイルチャンピオンシップ【Ⅰ】芝1,600(3歳以上)京都
東スポ杯2歳S【Ⅱ】芝1,800(2歳)東京
京都2歳S【Ⅲ】芝2,000(2歳)京都
ジャパンC【Ⅰ】芝2,400(3歳以上)東京
京阪杯【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)京都
ステイヤーズS【Ⅱ】芝3,600(3歳以上)中山
鳴尾記念【Ⅲ】芝1,800(3歳以上)阪神
チャンピオンズC【Ⅰ】ダ1,800(3歳以上)中京
中日新聞杯【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)中京
カペラS【Ⅲ】ダ1,200(3歳以上)中山
阪神ジュベナイルF【Ⅰ】芝1,600(2歳牝)阪神
ターコイズS【Ⅲ】芝1,600(3歳以上牝)中山
朝日杯フューチュリティS【Ⅰ】芝1,600(2歳牡・牝)阪神
中山大障害【Ⅰ】障4,100(3歳以上)中山
ホープフルS【Ⅰ】芝2,000(2歳牡・牝)中山
阪神C【Ⅱ】芝1,400(3歳以上)阪神
有馬記念【Ⅰ】芝2,500(3歳以上)中山
※2025年時点のスケジュール