朝日杯フューチュリティS

日本競馬における2歳馬の頂点を決定するGIレースとして、1949年に創設されました。当初は「朝日杯3歳ステークス」という名称で、中山競馬場で行われていました。

このレースは、翌年のクラシック路線（皐月賞、ダービー）に向けての登竜門として重要な位置を占め、2歳牡馬のチャンピオン決定戦とされてきました。

2歳馬にとって最初のGI挑戦であり多くの名馬が誕生しており、後の日本競馬界に多大な影響を与えています。

【開催時期】毎年12月中旬

朝日杯フューチュリティS
GⅠ
中山競馬場　芝　１６００ｍ
２歳牡・牝　（混合）
指定　馬齢
波乱度	１人気信頼度
★★	★★★★

傾向・予想ポイント

枠順の傾向

• 内枠が有利
  阪神競馬場の芝1600mは、スタート後すぐにコーナーがあるため、内枠の馬が距離ロスを少なく、好走しやすいです。特に1〜3枠の馬が好成績を収めています。

• 外枠の不利が少ない場合もある
  過去には外枠から勝利した馬もいますが、好走率は内枠の方が高いため、内枠の馬が基本的に有利とされます。

脚質の傾向

• 差し・追い込み馬が有利
  2歳馬同士の競り合いでペースが速くなりやすいため、後方待機から末脚を活かす差し・追い込み馬が上位に来やすいです。特に、直線での瞬発力勝負に強い馬に注目です。

• 先行馬も注意が必要
  逃げや先行の脚質を持つ馬も展開次第で好走することがありますが、持久力とスピードが求められます。

人気の傾向

• 　1番人気の信頼度は高い
  1番人気の馬は、過去10年で約半数が馬券圏内に入り、勝率も高いです。

• 伏兵馬の台頭もあり
  中穴や伏兵馬が好走するケースもあるため、5〜8番人気の馬にも注意が必要です。

騎手と調教師の傾向

• 実績あるトップジョッキーが活躍
  ルメール騎手、川田騎手、武豊騎手など、G1経験豊富な騎手が結果を残しやすいです。

• 有力厩舎の馬が多く出走
  ノーザンファーム生産馬や、クラシック実績のある厩舎の管理馬が特に強い傾向があります。

前走レースの傾向

• 重賞やオープン特別からの馬が有力
  前走が重賞やオープン特別で勝利または好走している馬の成績が良いです。特に、デイリー杯2歳ステークスや京王杯2歳ステークス組が注目です。

仕上がりの重要性

2歳戦は成長途上の馬が多いため、調教の動きや仕上がり具合も重要なファクターです。直前の追い切りで動きの良い馬に注目しましょう。

過去のレース結果

年度	優勝馬	性齢	人気	脚質
2024	アドマイヤズーム	牡2	5	先行
2023	ジャンタルマンタル	牡2	1	差し
2022	ドルチェモア	牡2	1	追い込み
2021	ドウデュース	牡2	3	差し
2020	グレナディアガーズ	牡2	7	先行
2019	サリオス	牡2	1	先行
2018	アドマイヤマーズ	牡2	2	先行
2017	ダノンプレミアム	牡2	1	先行
2016	サトノアレス	牡2	6	差し
2015	リオンディーズ	牡2	2	差し
2014	ダノンプラチナ	牡2	1	差し

過去の配当

年度	1着人気	2着人気	単勝	馬連	三連単
2024	5	2	910円	1,480円	86,430円
2023	1	4	270円	1,280円	12,910円
2022	1	2	310円	550円	4,570円
2021	3	1	780円	1,060円	14,840円
2020	7	2	1,750円	5,000円	51,360円
2019	1	2	200円	660円	90,260円
2018	2	9	460円	9,710円	45,180円
2017	1	3	230円	550円	2,630円
2016	6	7	1,420円	5,980円	221,200円
2015	2	1	590円	520円	38,560円
2014	1	14	460円	14,050円	133,570円