日本競馬の国際化を目的として1981年に創設されました。当時、世界的な競走馬との交流が少なかった日本競馬にとって、海外の強豪馬と日本馬の対決の場として重要な意味を持ちました。
1999年に日本の国際GI競走として外国馬の招待枠が撤廃されフルゲートで出走可能になり世界的な芝2400m路線のトップホースが集う一戦として、グランプリ競走と同様の盛り上がりを見せます。
【開催時期】毎年11月下旬
ジャパンC | |
GⅠ | |
東京競馬場 芝 2400m | |
3歳以上 (国際) | |
指定 定量 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★★ | ★★ |
目次
傾向・予想ポイント
1. コースの特徴
-
距離: 芝2400m(左回り・外回りコース)
- 東京芝2400mは、スタートから最初のコーナーまで約500mと直線が長く、序盤のポジション争いが落ち着きやすい。
- 最後の直線は約525mと長く、ゴール前には急坂(高低差2m)があるため、瞬発力だけでなくスタミナとパワーも必要。
-
ペースの特徴
- 序盤のペースはスローになりやすく、中盤以降で徐々にペースが上がるロングスパート戦になることが多い。
- 最後の直線勝負で瞬発力が問われる展開が一般的。
2. 過去のデータからの傾向
(1) 人気馬の信頼度
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1~3番人気の信頼度が高い
- ジャパンCは実力馬が順当に結果を出すことが多く、特に1~3番人気馬が安定した成績を残している。
- 例: アーモンドアイ(2020年1番人気1着)、コントレイル(2021年1番人気1着)。
-
伏兵馬が絡むケースもある
- 中穴(4~8番人気)の馬が馬券に絡むことも少なくない。
- 例: キセキ(2018年5番人気2着)、ジェンティルドンナ(2014年3番人気1着)。
(2) 脚質
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差し・追い込み馬が有利
- 東京競馬場の長い直線を活かして、差しや追い込み馬が台頭するケースが多い。
- 例: アーモンドアイ(2020年)、コントレイル(2021年)。
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先行馬も展開次第で好走可能
- スローなペースになれば、先行馬がそのまま押し切ることも。
- 例: キセキ(2018年2着)、ショウナンパンドラ(2015年)。
(3) 枠順
- 内枠有利
- 東京芝2400mはコーナーが緩やかなため、内枠の馬が距離ロスを抑えやすく有利。
- 外枠でも実力馬であれば巻き返しは可能。
(4) 前走
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天皇賞(秋)(G1)組が中心
- 中距離G1を経てジャパンCに挑む馬が多く、特に天皇賞・秋で上位の馬が好成績を残す。
- 例: アーモンドアイ(2020年)、ジェンティルドンナ(2012年、2013年)。
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菊花賞(G1)組も注目
- 菊花賞を好走した3歳馬がそのまま勢いで好走するケースがある。
- 例: コントレイル(2021年)。
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海外遠征帰りの馬や海外馬
- 海外帰りの日本馬や海外からの遠征馬も侮れないが、近年は日本馬の優勢が目立つ。
(5) 上がりタイム
- 上がり3ハロン最速馬が有利
- 長い直線を持つ東京競馬場では、最後の3ハロンで速い脚を使える馬が有利。
(6) 年齢
- 3~5歳馬が中心
- 3歳馬と4歳馬が圧倒的に好成績。5歳馬も充実していれば勝負になる。
- 6歳以上の馬は好走例が少ない。
(7) 血統
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ディープインパクト産駒が強い
- 瞬発力とスピードを兼ね備えたディープインパクト産駒が高い勝率を誇る。
- 例: ジェンティルドンナ、ショウナンパンドラ。
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スタミナ型の欧州血統も注目
- スタミナが問われる展開では欧州型の血統も好走する。
3. 注目すべきポイント
(1) ペースと展開
- スローペースからのロングスパート戦が基本だが、ペース次第では中団・後方の差し馬に有利な展開となる。
- ペースを読みやすい騎手の腕が重要。
(2) 馬場状態
- 良馬場: 瞬発力勝負になるため、速い上がりを使える馬が有利。
- 稍重・重馬場: 持久力やパワーが求められ、道悪適性のある馬が浮上。
(3) 距離適性
- 2400mの適性がある馬が有利。2000m~3000mの実績を持つ馬が強い。
4. 過去の優勝馬の特徴
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スピードと瞬発力を兼ね備えた馬
- 瞬発力勝負に対応できる馬が有利。
- 例: アーモンドアイ(2020年)、ジェンティルドンナ(2012年、2013年)。
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スタミナと持久力も必要
- 長距離戦に対応できるスタミナが求められる。
- 例: コントレイル(2021年)。
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東京コースでの実績
- 東京芝2400mでの経験や好成績を持つ馬が有利。
5. 攻略のポイント
(1) 前哨戦を重視
- 天皇賞・秋や菊花賞、海外帰りの馬の状態をよく確認。
- 特に、速い上がりを使える馬を重視。
(2) 展開を予想
- スローなら先行馬、ハイペースなら差し馬を狙う。
- ペースを作る馬の存在が大きく影響する。
(3) 馬場状態と適性
- 良馬場では瞬発力型、道悪なら持久力型の馬が有利。
(4) 枠順を考慮
- 内枠の馬を優先しつつ、外枠の実力馬にも注意。
6. 波乱の要素
- ジャパンCは実力馬が結果を出すことが多い一方、展開や馬場次第で波乱が起きる可能性もある。
- 特に外国馬や中距離路線の伏兵馬に注意が必要。
過去のレース結果
年度 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 脚質 |
2024 | ドウデュース | 牡4 | 1 | 差し |
2023 | イクイノックス | 牡4 | 1 | 先行 |
2022 | ヴェラアズール | 牡5 | 3 | 差し |
2021 | コントレイル | 牡4 | 1 | 差し |
2020 | アーモンドアイ | 牝5 | 1 | 差し |
2019 | スワーヴリチャード | 牡5 | 3 | 差し |
2018 | アーモンドアイ | 牝3 | 1 | 差し |
2017 | シュヴァルグラン | 牡5 | 5 | 差し |
2016 | キタサンブラック | 牡4 | 1 | 先行 |
2015 | ショウナンパンドラ | 牝4 | 4 | 差し |
2014 | エピファネイア | 牡4 | 4 | 先行 |
過去の配当
年度 | 1着人気 | 2着人気 | 単勝 | 馬連 | 3連単 |
2024 | 1 | 8 | 23円 | 1,510円 | 22,390円 |
7 | 1,150円 | 18,940円 | |||
2023 | 1 | 2 | 130円 | 180円 | 1,130円 |
2022 | 3 | 1 | 450円 | 940円 | 9,850円 |
2021 | 1 | 3 | 160円 | 530円 | 1,780円 |
2020 | 1 | 2 | 220円 | 330円 | 1,340円 |
2019 | 3 | 5 | 510円 | 2,900円 | 19,850円 |
2018 | 1 | 4 | 140円 | 590円 | 2,690円 |
2017 | 5 | 2 | 1,330円 | 1,770円 | 13,340円 |
2016 | 1 | 5 | 380円 | 2,570円 | 36,260円 |
2015 | 4 | 7 | 920円 | 10,160円 | 53,920円 |
2014 | 4 | 3 | 890円 | 4,120円 | 91,790円 |
11月12月の重賞レース
ファンタジーS【Ⅲ】芝1,400(2歳牝)京都
天皇賞(秋)【Ⅰ】芝2,000(3歳以上)東京
京王杯2歳S【Ⅱ】芝1,400(2歳)東京
京都ジャンプS【Ⅲ】障3,170(3歳以上)京都
アルゼンチン共和国杯【Ⅱ】芝2,500(3歳以上)東京
みやこS【Ⅲ】ダ1,800(3歳以上)京都
武蔵野S【Ⅲ】ダ1,600(3歳以上)東京
デイリー杯2歳S【Ⅱ】芝1,600(2歳)京都
エリザベス女王杯【Ⅰ】芝2,200メートル(3歳以上牝)京都
福島記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)福島
マイルチャンピオンシップ【Ⅰ】芝1,600(3歳以上)京都
東スポ杯2歳S【Ⅱ】芝1,800(2歳)東京
京都2歳S【Ⅲ】芝2,000(2歳)京都
ジャパンC【Ⅰ】芝2,400(3歳以上)東京
京阪杯【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)京都
ステイヤーズS【Ⅱ】芝3,600(3歳以上)中山
鳴尾記念【Ⅲ】芝1,800(3歳以上)阪神
チャンピオンズC【Ⅰ】ダ1,800(3歳以上)中京
中日新聞杯【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)中京
カペラS【Ⅲ】ダ1,200(3歳以上)中山
阪神ジュベナイルF【Ⅰ】芝1,600(2歳牝)阪神
ターコイズS【Ⅲ】芝1,600(3歳以上牝)中山
朝日杯フューチュリティS【Ⅰ】芝1,600(2歳牡・牝)阪神
中山大障害【Ⅰ】障4,100(3歳以上)中山
ホープフルS【Ⅰ】芝2,000(2歳牡・牝)中山
阪神C【Ⅱ】芝1,400(3歳以上)阪神
有馬記念【Ⅰ】芝2,500(3歳以上)中山
※2025年時点のスケジュール