3歳牝馬限定のクラシック競走で、桜花賞(第1戦)からの路線を受け継ぎ、牝馬クラシック三冠の2戦目として牝馬たちの頂点を決める重要なレースとして位置づけられており、牝馬の最強馬決定戦として長い歴史を持つ重要なレースです。
1938年に「中山四歳牝馬特別」という名称で創設され1946年から「優駿牝馬」の名称に変更され、翌年以降はこれまで行われていた中山競馬場から東京競馬場での開催が定着しています。
イギリスのクラシック競走「オークスステークス(Epsom Oaks)」をモデルにして創設され日本のオークスも「牝馬による中距離の頂上決戦」という位置づけが与えられています。
【開催時期】毎年5月下旬
オークス | |
GⅠ | |
東京競馬場 芝 2400m | |
3歳牝 | |
指定 定量 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★ | ★★★ |
目次
傾向・予想ポイント
1. コースの特徴
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距離: 芝2400m(左回り)
- スタートから最初のコーナーまでの直線が長く、スムーズなポジション取りが重要。
- 東京競馬場の特徴である長い直線(約525m)と最後の坂(高低差2m)を攻略できるスタミナとパワーが必須。
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ペースの特徴:
- 過去のレースではスローペースになることが多く、前半は息が入りやすい。
- 後半の瞬発力勝負になることが多く、直線での決め手が求められる。
2. 過去のデータからの傾向
(1) 人気馬の信頼度
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1~3番人気馬が好成績
- 過去10年のオークスでは1~3番人気馬が安定して馬券に絡む傾向が強い。
- 特に1番人気馬の勝率が高く、信頼度は非常に高い。
- 例: デアリングタクト(2020年1番人気1着)、スターズオンアース(2022年3番人気1着)。
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伏兵馬の台頭もあり
- 稀に6番人気以下の馬が馬券圏内に絡むこともあるが、波乱は少なめ。
- 例: ウインマリリン(2020年6番人気2着)、カレンブーケドール(2019年12番人気2着)。
(2) 脚質
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差し馬有利
- 長い直線を活かして、差しや追い込み脚質の馬が好成績を収めることが多い。
- スローペースからの瞬発力勝負になるケースが多く、後方待機組が直線で末脚を発揮しやすい。
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先行馬も展開次第でチャンスあり
- ペースが極端に落ち着いた場合や、前有利な馬場状態の際には先行馬が残ることも。
(3) 枠順
- 内枠(1~4枠)がやや有利
- コーナーを4回回る東京2400mでは、距離ロスが少ない内枠が有利とされる。
- 外枠の馬でも差し脚質ならば直線で巻き返せることがある。
(4) 前走
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桜花賞(G1)組が中心
- 過去の勝ち馬の多くが桜花賞からのローテーションで臨んでいる。距離適性の有無は問われるが、クラシック路線で実績を残してきた馬がそのまま活躍する傾向。
- 例: デアリングタクト、スターズオンアース。
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他にも、フローラS(G2)や忘れな草賞(L)からの馬が好走するケースも。
- フローラSは東京競馬場で行われるため、適性を測る重要な前哨戦。
(5) 上がりタイム
- 上がり3ハロン最速馬が有利
- オークスでは後半の勝負どころで瞬発力を発揮できる馬が強い。
- 上がり最速または上位の脚を使える馬が好走することが多い。
(6) 距離適性
- 初めての2400mに対応できるかが鍵
- 2400mの距離を経験していない馬が大半のため、血統やレース内容からスタミナを見極める必要がある。
3. 注目すべきポイント
(1) ペースと展開
- スローペースからの上がり勝負になりやすい。
- ハイペースになる年はスタミナを重視した馬が台頭する。
(2) 馬場状態
- 良馬場ではスピードと切れ味が重視される。
- 稍重以上になるとパワーやスタミナが重要視され、道悪適性のある馬が浮上する。
(3) 距離延長の適性
- 桜花賞組など、前走1600mや1800mを使ってきた馬が多いため、2400mの距離延長がカギ。
- 母系の血統やレース内容からスタミナ適性を見極めるのがポイント。
4. 過去の優勝馬の特徴
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スピードとスタミナを兼ね備えた馬
- デアリングタクトやアーモンドアイのように、末脚勝負で確実に差し切る能力が重要。
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桜花賞組が中心
- 距離適性が懸念されても、桜花賞で好走してきた馬がそのままオークスでも結果を出すことが多い。
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上がりタイム重視
- 最後の直線で上がり最速を記録する馬が多い。
5. 攻略のポイント
(1) 前哨戦をチェック
- 桜花賞組の上位馬を重視。
- フローラSで東京2400mを経験している馬にも注目。
(2) 距離適性を見極める
- 母系の血統や馬体の特徴から、2400mをこなせるスタミナ型の馬を選ぶ。
- マイル適性が高い馬でも、瞬発力が武器であれば通用する。
(3) 展開と脚質を考慮
- 差し馬が有利だが、スローペースの場合は先行馬の粘り込みにも注意。
(4) 枠順を確認
- 内枠を引いた馬はスムーズに立ち回りやすく、ロスなく運べるため有利。
6. 波乱の要素
- 距離適性やペースによって予想外の馬が台頭することもあるが、基本的にはクラシック路線の有力馬が優勢。
過去のレース結果
年度 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 脚質 |
2024 | チェルヴィニア | 牝3 | 2番人気 | 差し |
2023 | リバティアイランド | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2022 | スターズオンアース | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2021 | ユーバーレーベン | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2020 | デアリングタクト | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2019 | ラヴズオンリーユー | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2018 | アーモンドアイ | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2017 | ソウルスターリング | 牝3 | 1番人気 | 先行 |
2016 | シンハライト | 牝3 | 1番人気 | 差し |
2015 | ミッキークイーン | 牝3 | 3番人気 | 差し |
2014 | ヌーヴォレコルト | 牝3 | 2番人気 | 差し |
過去の配当
年度 | 1着人気 | 2着人気 | 単勝配当 | 馬連配当 | 3連単 |
2024 | 2 | 1 | 460円 | 590円 | 8,060円 |
2023 | 1 | 2 | 140円 | 590円 | 34,140円 |
2022 | 3 | 10 | 650円 | 8,180円 | 119,010円 |
2021 | 3 | 2 | 890円 | 1,180円 | 532,180円 |
2020 | 1 | 7 | 160円 | 1,800円 | 42,410円 |
2019 | 1 | 12 | 400円 | 25,140円 | 179,960円 |
2018 | 1 | 4 | 170円 | 1,190円 | 3,360円 |
2017 | 1 | 6 | 240円 | 2,290円 | 20,130円 |
2016 | 1 | 2 | 200円 | 420円 | 5,790円 |
2015 | 3 | 1 | 680円 | 1,160円 | 20,150円 |
2014 | 2 | 1 | 980円 | 380円 | 12,850円 |
5月6月の重賞レース
ダービー卿チャレンジT【Ⅲ】芝1,600(4歳以上)中山
チャーチルダウンズC【Ⅲ】芝1,600(3歳)阪神
大阪杯【Ⅰ】芝2,000(4歳以上)阪神
ニュージーランドT【Ⅱ】芝1,600(歳牡・牝)中山
阪神牝馬S【Ⅱ】芝1,600(4歳以上牝)阪神
桜花賞【Ⅰ】芝1,600(3歳牝)阪神
中山グランドジャンプ【Ⅰ】障4,260(4歳以上)中山
アンタレスS【Ⅲ】ダ1,800(4歳以上)阪神
皐月賞【Ⅰ】芝2,000(3歳牡・牝)中山
福島牝馬S【Ⅲ】芝1,800(4歳以上牝)福島
青葉賞【Ⅱ】芝2,400(3歳)東京
フローラS【Ⅱ】芝2,000(3歳牝)東京
マイラーズC【Ⅱ】芝1,600(4歳以上)京都
京王杯スプリングC【Ⅱ】芝1,400(4歳以上)東京
ユニコーンS【Ⅲ】ダ1,900(3歳)京都
天皇賞(春)【Ⅰ】芝3,200(4歳以上)京都
エプソムC【Ⅲ】芝1,800(4歳以上)東京
京都新聞杯【Ⅱ】芝2,200(3歳)京都
NHKマイルC【Ⅰ】芝1,600(3歳牡・牝)東京
京都ハイジャンプ【Ⅱ】障3,930(4歳以上)京都
新潟大賞典【Ⅲ】芝2,000(4歳以上)東京
ヴィクトリアマイル【Ⅰ】芝1,600メートル(4歳以上牝)東京
平安S【Ⅲ】ダ1,900(4歳以上)京都
オークス【Ⅰ】芝2,400(3歳牝)東京
葵S【Ⅲ】芝1,200(3歳)京都
日本ダービー【Ⅰ】芝2,400(3歳牡・牝)東京
目黒記念【Ⅱ】芝2,500(4歳以上)東京
安田記念【Ⅰ】芝1,600(3歳以上)東京
東京ジャンプS【Ⅲ】障3,110(3歳以上)東京
函館スプリントS【Ⅲ】芝1,200(3歳以上)函館
宝塚記念【Ⅰ】芝2,200(3歳以上)阪神
府中牝馬S【Ⅲ】芝1,800(3歳以上牝)東京
しらさぎS【Ⅲ】芝1,600(3歳以上)阪神
ラジオNIKKEI賞【Ⅲ】芝1,800(3歳)福島
函館記念【Ⅲ】芝2,000(3歳以上)函館
※2025年時点のスケジュール