中山グランドジャンプ

1986年の創設から徐々に規模を拡大し、日本の障害競走を代表するレースの一つとなり、1990年より「J・G1」レースに指定されています。

レースは約4,250メートルの距離を走り、数多くの障害（バリアや水濠など）を越えながら進行します。

障害競走は、競走馬にとって非常に高い技術と体力を要求されるため、競馬ファンや関係者からも大きな注目を集めます。

障害競走の頂点を決めるレースとされており、優れた実力を持つ障害馬が集まります。さらに、この競走は、国内外のトップジョッキーや調教師が競い合う場になっています。

【開催時期】毎年12月下旬

中山グランドジャンプ
J・ＧⅠ
中山競馬場　芝と障害コース　4,250メートル
サラ系障害競走馬（3歳以上）
指定　定量
波乱度	１人気信頼度
★★	★★★★

傾向・予想ポイント

人気馬の強さ

• 1番人気馬の好成績
  過去10年以上のデータを見ても、1番人気の馬が非常に高い勝率を誇ります。特に、オジュウチョウサンが圧倒的な人気と実績で何度も優勝しており、障害競走の中でも抜きん出た存在です。
  • 勝率: 約70%
  • 連対率（1着または2着）も非常に高く、堅実なレースが多い。

脚質の傾向

• 先行馬の活躍
  中山グランドジャンプは長距離かつ障害が多いため、序盤から安定した位置を確保できる先行馬が有利です。特に、飛越技術が高く、スピードを保ったまま障害を越えられる馬が好成績を残します。
• 差し馬や追い込み馬は苦戦
  長い距離の障害競走ではペースが一旦緩む場面もあるため、差し・追い込みは難しくなります。

年齢の傾向

• 5歳から8歳の馬が中心
  全盛期にあたるこの年齢層の馬が多く活躍します。過去のデータからも、若い馬より経験豊富な馬が良い成績を収めています。

距離適性

• 長距離障害に強い馬が好走
  距離が4250メートルと非常に長いため、持久力とスタミナが求められます。中山競馬場の障害コースの経験が多い馬は、コース形状や障害の配置に慣れているため有利です。

リピーターの活躍

• 過去の優勝馬が複数回勝利
  オジュウチョウサンのように、過去に優勝した馬が何度も勝利する傾向があります。障害競走は技術や経験がものを言うため、一度成功した馬の再度の活躍が目立ちます。

配当の傾向

• 堅めの決着が多い

  人気上位の馬同士で決まることが多く、特に馬連や3連単でも低配当が目立ちます。ただし、まれに荒れるケースもあり、その場合は高配当が期待できます。

 

過去のレース結果

年度	優勝馬	性齢	人気	脚質
2024	イロゴトシ	牡6	2	先行
2023	イロゴトシ	牡12	6	先行
2022	オジュウチョウサン	牡11	1	先行
2021	メイショウダッサイ	牡8	1	先行
2020	オジュウチョウサン	牡9	1	先行
2019	オジュウチョウサン	牡8	1	先行
2018	オジュウチョウサン	牡7	1	先行
2017	オジュウチョウサン	牡6	1	先行
2016	オジュウチョウサン	牡5	2	先行
2015	アップトゥデイト	牡6	4	先行
2014	アポロマーベリック	牡5	1	先行

過去の配当

年度	1着人気	2着人気	単勝	馬連	3連単
2024	2	5	1,220円	7,250円	101,750円
2023	6	2	1,710円	3,520円	78,090円
2022	1	3	210円	510円	6,120円
2021	1	5	180円	1,400円	4,810円
2020	1	3	110円	460円	2,710円
2019	1	6	110円	1,390円	7,270円
2018	1	2	150円	130円	570円
2017	1	6	130円	2,400円	7,420円
2016	2	1	650円	340円	26,490円
2015	4	5	1,200円	4,640円	69,700円
2014	1	8	140円	1,770円	8,380円