東京競馬場で施行する3歳牝馬限定の芝1600メートルの重賞競走で、春のクラシックシーズンに向けた重要な前哨戦です。
3歳牝馬限定の競走として創設されました。当初はオープン競走でしたが、1984年にグレード制が導入され、GIIIに格付けされました。
牝馬限定戦であることから「クイーン」の名が冠されています。東京競馬場で施行されるマイル戦として、牝馬の素質を見極める一戦となっています。
クイーンC | |
GⅢ | |
東京競馬場 芝 1600m | |
3歳牝 (混合) | |
特指 別定 | |
波乱度 | 1人気信頼度 |
★★★★ | ★★★ |
傾向・予想ポイント
1. 勝ち馬の特徴
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桜花賞への有力馬が台頭
クイーンCの勝ち馬や好走馬は、その後の桜花賞やオークスで活躍する傾向があります。素質の高い馬が出走するため、クラシック候補の見極めに重要です。 -
キャリアの浅い馬が活躍
キャリア2〜3戦目の馬が多く勝利しており、新馬戦や未勝利戦を圧勝してきた馬が結果を残すことが多いです。
2. 脚質の傾向
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差し・追い込みが有利
東京競馬場の芝1600mは、長い直線が特徴で、差し馬や追い込み馬が活躍します。瞬発力のある馬が末脚を伸ばして勝つシーンがよく見られます。 -
逃げ馬の粘り込みも可能
例年、ペース次第では逃げ馬が粘り込むこともありますが、基本的には直線での加速力が求められる展開が多いです。
3. 人気の傾向
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上位人気馬の信頼度が高い
過去10年で1番人気馬の複勝率は高く、1〜3番人気馬が堅実な成績を残しています。 -
中穴馬も絡むことがある
5〜8番人気の馬が馬券に絡むケースもあり、波乱要素を含むレースです。
4. 前走のレース
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1勝クラスや新馬戦からの参戦が多い
クイーンCは牝馬クラシック路線の前哨戦として、前走で新馬戦や未勝利戦を勝った馬が多数出走します。 -
フェアリーS(GIII)や阪神JF(GI)からの参戦馬も好走
すでに重賞経験のある馬も注目すべきです。
5. 枠順の傾向
- 内枠・外枠の有利不利は少ない
東京競馬場の芝1600mはコース幅が広く、フラットな枠順傾向です。直線の長さから、枠順よりも能力と展開の影響が大きいです。
1月2月の重賞レース
京都金杯【Ⅲ】芝1,600(4歳以上)中京
中山金杯【Ⅲ】芝2,000(4歳以上)中山
フェアリーS【Ⅲ】芝1,600(3歳牝)中山
シンザン記念【Ⅲ】芝1,600(3歳)中京
京成杯【Ⅲ】芝2,000(3歳)中山
日経新春杯【Ⅱ】芝2,200(4歳以上)中京
小倉牝馬S【Ⅲ】芝2,000(4歳以上牝)小倉
アメリカJCC【Ⅱ】芝2,200(4歳以上)中山
プロキオンS【Ⅱ】ダ1,800(4歳以上)中京
根岸S【Ⅲ】ダ1,400(4歳以上)東京
シルクロードS【Ⅲ】芝1,200(4歳以上)京都
東京新聞杯【Ⅲ】芝1,600(4歳以上)東京
きさらぎ賞【Ⅲ】芝1,800(3歳)京都
クイーンC【Ⅲ】芝1,600(3歳牝)東京
小倉ジャンプS【Ⅲ】障3,390(4歳以上)小倉
共同通信杯【Ⅲ】芝1,800(3歳)東京
京都記念【Ⅱ】芝2,200(4歳以上)京都
ダイヤモンドS【Ⅲ】芝3,400(4歳以上)東京
阪急杯【Ⅲ】芝1,400(4歳以上)京都
フェブラリーS【Ⅰ】ダ1,600(4歳以上)東京
小倉大賞典【Ⅲ】芝1,800(4歳以上)小倉
※2025年時点のスケジュール